谷口 富士男  Fijio Taniguchi

1976年 16歳でESPのリペア室でアルバイトをはじめる1978年MOON設立時に技術スタッフとして、参加。1982年に演奏者としても活動をはじめる。ギター奏者を経験してのギター製作者はめずらしく、作り手、弾き手の観点から細やかな配慮で、製品を仕上げていく。作製やリペアで手がけたギターは数千を超え、技術のみならず、経験と知識は安心感につながる。

 

兄・谷口守利が1977年に谷口ギター工房TGWを設立。2007年に急逝後、TGWの技術と名前を残すべくTGWを再構築した。兄の時代よりジャクソン・ブラウン氏との交流を持つ日本で唯一のルシアー。


お客様のFacebookの投稿 ーcomposer の 大間々 昴さんー

 

お世話になっている大好きな人なのですが、

楽器職人でもあり勝手に親友(大先輩ですけど)でもある谷口富士男さんについて。

3年前にたまたまのご縁で何も知らずに彼が作ったTGWのギターの音を聴いて異様な魅力を感じ工房に会いに行きました。それ以降僕は彼の楽器を愛用しているのですが、Taniguchi Guitar Works(TGW)のギターは現在彼が1人で作っています。

1から手作りでネックやボディも自分の握りや身体に合わせて切り出し、シェイプされています。2枚目の写真のハワイアンコアの虎模様のテレキャスターのようにエスカッションやスイッチノブ周りも手作りのパーツで作られた物もあります。

ただ僕は手作りだからすごいとか、大変だろうなと思うとかそういうことよりまず、その楽器の音が本当に素晴らしくインスピレーションを刺激してくれるので使い始めました。

彼の楽器は色んなところで使われていて、Jackson brownTOTOSteven Lee Lukatherなど有名なギタリストも使っていますが、等のご本人はめちゃピュアで少年のような目をした遊び心満載のクリエイターです笑。プロアマ趣味の人、ジャンル等関係なく音楽が好きな人には全力で向き合ってくれ、威張ることもなく、惰性でつくることなく常に挑戦しあーでもないこーでもないと苦戦しながら製作にのめり込む姿勢が大好きです。

僕は写真にあるブッラックコリーナのテレキャス、ハムバッカーのサンバーストテレキャス、ディンキーボディのベース3本を今まで作ってもらいました。

今はアコギを製作してもらってます。

好みの音色を相談しながら木の材質、形、握り、ピックアップ、塗装等作りながら微調整していきますが、ギターの材質等全然知識ないので色々丁寧に説明してもらいながら進めてもらっています。既に工房にはできているギターも何本もあり、僕の1本目のテレキャスターはその中からチョイスした1本を好みの方向に色々と調整してもらい、完成しました。そのあとは1から相談して作ってもらっています。TGWの楽器を始め、ほかの楽器の調整、メンテ、改良全てお願いしてます。

ギターに関して僕は自分の曲は弾きつつ基本は作家なのですが、面白い楽器を使うと音楽の内容にも影響してきてどんどん楽しくなってきます。

遊びに行くとセッションして遊んだり音楽はもちろんですが、それ以外にも日々の楽しみ方、遊び方も教わっています笑。

彼は英語は喋れないのに海外のミュージシャンからも信頼を受けていて、理屈じゃないんだなと感じます。

僕もそんな音楽を作れたらなと思いながら頑張る日々です。

ギター、ベースとか興味のある方がいれば一度遊ぶと楽しいし、クリエイティブになれると思うので一緒に遊びに行きましょう笑。別に音楽家じゃなくて趣味でやっている人でも彼は常に全力投球なので誰でも声かけてください笑。

Facebook(Fujio Taniguchi)もあるので作業の風景などものぞいてみると面白いです(^^)

 

ジャンル問わず日本にこういうクリエイターが増えたら嬉しいです。僕も頑張ります!